山梨、内藤歯科医院

Top >発育歯科

小児歯科、発育歯科 小児から食べることは大事です

小児歯科、発育歯科

比較保育はダメ! 顎の発育は食べる機能の発達です
顎の発育は吸うことから食べるという成長過程の中で発達します。その子供に合った「吸う、飲む」から「咀嚼、嚥下」への移行です。それゆえ、口唇の力、舌の力、頰の力、噛む力を徐々に発達させることが大切です。
顎の発達は、上の顎から大きくなって下の顎へと移ります。上の顎の発達は脳の発達に関係し、下の顎の発達は体の発達に関係します。個人の成長発育に合わせて、離乳とおしゃぶりの使い方を考えていかなければいけません。

おしゃぶりをくわえることによって、鼻で呼吸することを習慣化します。鼻呼吸をすることによって、口呼吸を防ぎ、顎の発達も促進します。
おしゃぶりをすると歯が広がったり、ことばが遅くなることもありますが、吸う力がある子は良くしゃべれることと、表情をつくれることで発達を助けることができます。
歯の発育だけでなく、顎の発達、筋肉の発達を考えた育児をしなければなりません。それに栄養と食べることも考えていきましょう。また、赤ちゃんのエネルギーは母乳からですので、お母さんの栄養も重要です。

摂食嚥下機能の面からも、顎、口腔の発育をみていくことが大切です。
あの家の子は早く離乳した、早期に食べられるようになった、早くしゃべれるようになったから、うちの子も負けないでと、他のお子さまと比較してはいけないと思います。

6歳臼歯は大切な歯です
6歳臼歯は、6歳頃に生えてくる第一大臼歯で、強く噛むことが出来る大きな歯です。
また、顎の位置を決定する大事な歯で、6歳臼歯がむし歯になると、顎の発育も悪くなり、筋肉の発育も悪くなります。筋肉の発育も悪くなります。加えて、それが原因で不正咬合になることもあります。
乳歯と永久歯の大きさ
乳歯は20歯、永久歯は28歯ですが、永久歯の大臼歯を除いて、同じ20歯で比較すると、乳歯の奥歯の方が大きいことに気づかされます。乳歯は小さい歯ということが思い込みだったのです。
また、前歯は乳歯の方が大きいくらいです。ですから、歯ブラシは子どもだからといって、小さくする必要はありません。ただ、歯ブラシの柄の長さは、指しゃぶりをする長さがあれば十分です。
むし歯菌を味方に!
常在菌というのは、住む場所がきまっています。また、細菌は、粘膜や、粘膜の防御にも関係しています。病気になるということは、その菌が増えるということです。つまり、菌の存在バランスを保たなければいけないということです。そのバランスがあるからとんでもない菌が住まないということになります。
お母さんにむし歯菌が少ないとお子さんのお口の菌のバランスも良くなります。
二態咬合(デュアルバイト)
顎の位置は、噛み合わせの位置によって決まります。乳歯が出て来て、歯の合わさった位置が、関節が発育していないため、筋肉と関節が決める位置と、歯が出て来た位置の二態の顎の位置が発生します。そのズレが3、4歳と10歳前後の2回起こるお子さまがいます。この時、噛む訓練をすることが重要になります。
離乳はおそく!
赤ちゃんの腸は5歳くらいまで、大人では吸収しないものも吸収し、そのことにより、腸内細菌を吸収し、自家毒素でアレルギーもおこりやすくさせます。
離乳は腸が成長するまで母乳で育てた方が最良の発育かもしれません。
自然体で育てる
歯の発育も早い子、遅い子もいます。歯牙年齢と自分自身の発育の年齢がありますが、子どもの発育の流れを、人が決また発育に合わせて育てると言うのはどうかと思います。2歳くらいまでは、母乳を飲ませる方が自然な発育です。
おしゃぶりっていいね!
おしゃぶりは、くわえることによって、鼻で呼吸をすることから、唇もきちっと閉じられるようになります。 また、鼻呼吸することによって顎の発育も良くなります。おしゃぶりをすると歯が広がると言う意見もありますが、広がっても顎の発育がしっかりしていれば戻ります。